ゴルフ場の異変

ゴルフ場の異変

今月はゴルフの話題を紹介します。


ここ数ヶ月、ゴルフ業界(ゴルフ場、練習場)にうれしい異変が起きています。


コロナ禍で大きく落ち込んでいた来場者数が急回復しており、特に20~30歳代の若い世代、とりわけ若い女性の伸びが大きいと言われています。


要因として色々と挙げられていますが、


・近年の若者はカラオケではなく、ゴルフ場に向かう傾向にある

・テレワークによる運動不足の解消

・広々とした屋外に出ることで気分転換を図る


といった働き方や生活の変化がベースにあり、集団行動の自粛のため、多人数コンペは減少していますが、仲間内や家族等の個人客利用の増加が上回るといった統計が出ています。


「3密」を避けるレジャーとして見直される中、以下のような業界あげての取り組みも、利用者数の増大に貢献していると思われます。


・レストランの利用を少なくできるスループレーやツーサム(2人プレー)枠を増やす

・ドレスコードを見直し、カジュアルな服装でもOKとする

・初心者のコースデビュー促進のためのゴルフ用品一式レンタルやレッスンを充実させる



また、プロツアーおいても、無観客ではありますが再開され、特に女子ツアーは19~22歳の若い世代が活躍し、より身近なスポーツとしてみられるようになっていると思います。


ゴルフ人口の平均年齢が65~70歳と言われている中、若い世代の増加は大歓迎でしょう。



ただ、ゴルフ初心者の不慣れによってプレー進行が遅くなってしまうほか、グリーンのピッチマークが修復されなかったり、バンカーの足跡をならさなかったり……といったクレームが多くなっているのも現状です。


ゴルフは一生続けられるライフスポーツですので、ルールとマナーを守って、皆さんに楽しんでいただきたいものです。



※日経新聞(電子版)にも記事がたくさん掲載されています。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO6433233028092020000000